労働時間が長くても頑張ってしまったブラック企業の3つのワナ

ブラック企業は、労働法を無視した労働時間で雇用するわけですが、それは仕事をし始めてから分かる人が多く、面接の段階ではむしろ優良企業なのではと思えてしまうようです。

ブラックと気付けば、すぐにその仕事を辞めた方が身のためなのですが、労働時間が長くても頑張ってしまう、ワナとも言える3つの理由があるようです。

労働時間が長くても頑張ってしまったブラック企業の3つのワナ

歩合で年収を稼ぐ上司や先輩がいる

休みなく仕事をさせられれば、絶対にすぐに辞めたい気持ちになって当然です。きっとそれで辞めることを上司や先輩に相談したり、実際に辞表を出してみた人もいるはずなんです。けれどそのまま仕事を続けてしまうのは、上司や先輩のウマい説得のワナにあるようです。

説得の内容には色々とあるでしょうけれど、何と言っても「長く働いた分、給料はケタ違い」は、引き止める力が大きいようです。ただ、この長く働いた分というのは、決して残業代がたくさん付くと言う意味ではなく、歩合であったり報奨金をさすのです。

こんな説得で退職を引き止める企業は、大概厳しいノルマを課している場合が多いのです。ノルマを達成したら、ボーナス並みの報奨金があったり、売り上げた分だけ歩合給が加算されて、1000万円以上の年収の上司や先輩もいるとなれば、ちょっと頑張って仕事をしてから辞めることを考えようかな?となってしまうようです。

慣れてくれば早い時間に直帰ができる

労働時間の長さから、仕事を辞めようとした人に使う説得のワナとしては、「慣れれば早い時間で家に帰れるようになる」です。先に紹介したようなノルマのある職種で、外回りの多い営業によくある話のようです。

直帰が許されるその仕事は、朝だけ会社に出社して、あとはその日のノルマが果たせたと個々で判断したら、そのまま自宅へ帰っても良いという労働条件になっていて、ぱっと聞いたところは楽に仕事ができるように感じますね。

けれど新人ほど要領が悪く、遅くまで外回りをしたり、ノルマの報告までに達成させようと休日も仕事に出たりで、それで労働時間が長くなってしまいがちなのです。それも「慣れれば短くなるし、早いうちにノルマを達成してしまえば、報告の日までは朝会社来たらそのあとすぐに家に帰っても文句は言われない」と説得されると、納得してしまうのだとか。

年間成績の優秀な者に休みの報奨がある

最後に紹介する説得のワナは、1年間で優秀な成績を収めた営業マンには、お休みの報奨があると言われることです。

毎月きちんとノルマを達成しているような先輩に、「去年1ヶ月の休みがもらえたから、のんびり海外で過ごした」なんて聞かされると、その1年だけでも頑張ってみようかと思うのだとか。

実はそのお休みの中身は、その人の有給を一部利用していて、本当の意味での報奨のお休みではないこともあります。それに、その先輩が本当に海外へ行ってきたのか、新人には分かりませんよね。先輩も、言わされているのかもしれません。

労働時間が長くて良いことはありません

労働時間が長くて仕事を辞めようとしている人に、こんな説得をしてくる企業はブラックだといって過言ではありません。ウマい話には裏があるとはよくいったもので、労働法などの知識がまだなさそうな新人を騙して都合よく利用しているだけなのです。

実際、年収が1000万円を超えるほどノルマを達成させるなんてできるか、考えてみてください。基本給や諸手当がついた月のお給料に12(1年)をかければ、概算でもらえる年収はわかりますから、そこから更に1000万円に到達するには、あといくら必要でしょう。

無理矢理にでもノルマを達成するために、先輩に紹介してもらった営業先で、そこの商品をローンを組んで買ったら契約してくれたけど、実はその営業先は自分が勤める企業のグループ会社だった、なんてこともあるのだとか。正にブラック企業のやりそうなことです。

そんな被害を受けないためにも、仕事を辞めたいと思ったときは上司や先輩ではなく社外の人に相談して決めることがおすすめです。

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