ITベンチャーの営業事務をサービス残業過多で退職!

ベンチャーのIT企業の営業ジムとして入社したが、サービス残業も多く、離婚に危機にまで陥った女性の退職体験談。始発で帰ってシャワーを浴び、そこから朝礼までに出社するドブラックな会社とは!?

ITベンチャー

フリーターから社員へ

当時フリーターだった私はそろそろ正社員にならないとという焦りと生活水準を上げたいという動機から研修後24万円という固定給に惹かれ、ITベンチャーに入社しました。

エクセル、ワードといった事務職に必要であろうソフトの知識はある程度持っていたため、入社当初は仕事を真面目に率なくこなし、1年間で2万円の固定給アップに成功しました。

ITベンチャーの営業会社は羽振りがよく、事務職といえど成果に応じた報酬はしっかり還元されました。

一般から役職者へ

事務職は性に合っていたのでしょう。どんどん効率化を図り、提案をしといった積極的な姿勢を見てくれていた上司から異動の話を頂き、会社の肝となる経営関係の仕事に就きました。

といってもまだまだペーペーの私は事務的なお手伝いといったところでしょうか。しかし給与もアップし、生活水準を徐々に上げていく楽しさを覚え、よりいっそう仕事に邁進しました。そして役職者となりました。

反面、残業は相当な時間数でした。入社当初から残業は多々ありましたが、仕事が終わらない、チームでの助け合いといった面から残業を特段苦には思っていませんでした。

しかし、異動、出世と共に徐々に残業時間は長引いていきました。

仕事だけの日々

毎日寝に帰っている生活が続きました。折角新築で初のセパレート物件に引越しをしたのに、帰ればベッドに直行という日々が待っていたのです。

ただ、その頃はまだそれは当然のこと、仕事をこなすことが大事、期待に応えなければという意識の方が高かったのです。

そして次に待っていたのは終電にも間に合わないタクシー帰宅。タクシー代は当然会社持ちとは言え、タクシーで何時に帰宅しようが翌日の朝礼には遅刻厳禁。

睡眠を大事とする私にとっては過酷な生活でした。週末もあるような、ないような。あっても1日寝て終わる。そんな日々でした。

離婚の文字がちらついた

そんな状況でも恋愛というのはできるもので。入社して数年後に結婚をしました。ただ、結婚式の準備は元より、新婚旅行の手配に至っても全て夫任せでした。

夫も22時ごろ帰宅という普通の家庭であれば十分遅い帰宅にも関わらず、妻の方が更に遅いという状況化でとても負担をかけていました。理想の新婚生活、家庭生活ではなかっただろうと思います。

そんな中でも仕事は続きました。そのうち、帰れないという日も出てくるようになりました。いや、正確に言えば、始発で帰り、シャワーを浴びて、朝礼までに出社するのです。

何をそんなに仕事をしているのか。もちろんしている日もありますが、他部署の会議に参加し、意味もない議論や無言の時間につき合わされ、それが朝までといった本当に無駄な時間を過ごす日もありました。

また、上司とのお酒に付き合う日もありました。結婚していないも同然でした。

辞めよう

何のために働いているのか、お金だけが重要なのか、人生の半分以上の時間を仕事に費やしていいのか、自分にとっての家族・家庭の比重はどのくらいなのか・・・真剣に考えました。

結論は早かったです。辞めよう。

華の20代、30代は一生戻ってこないのにこんな仕事に費やしている自分がバカバカしくなりました。確かに給与はもらっていました。月収40万は普通でした。

しかし残業代なんて雀の涙程度です。今から考えれば阿呆らしい話です。よく続けていたなと。でも職を失うということ、転職先が決まるかどうかという不安が強かったんだと思います。

幸せとは

退職し、その後出産。今は子育てに奮闘中です。ただ、あれだけ疲れた日々を送っていたのにも関わらず、子育ては働いているより大変だと感じます。

しかし、大変でも幸せの度合いは断然今の方が勝っているのは事実です。

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