16年勤めた私立高校ですが上司に理解してもらえずキレました

公立高校を結婚退職後、私立高校の教員となり、精一杯仕事をしていましたが、頑張りなど見てもらえず、理不尽に怒られるばかりで限界がきました。

私立高校教師

最初、公立高校に10年勤務して結婚退職

公立学校に10年近く勤めた後、結婚退職しました。

女教師は結婚しても仕事を続けることが多いですが、私の場合は結婚相手の都合で海外に行くことになっていたので、辞めざるを得なかったのです。

離婚後、私立高校に再就職

その後、離婚して子供を抱えて戻ったので、再び教職に就こうとしたのですが、公立学校の採用年齢を過ぎてしまっていました。それで、私立高校の採用試験を受けて入社?しました。

その学校には16年勤務しましたが、中途採用者への給与は、俸給表の段階が一つ下げられる規定があって、同年齢の同僚とは差がありました。

それでも、女性の仕事としては給与水準が高いし、生え抜きの人たちとは貢献度が違うのだからと納得していました。

また、教えることが本当に好きで、生徒とともに成長する喜びがあったので、頑張れたと思います。

忙しい人間はなお忙しく

不満が生じたのは、給与で差をつけられていても、仕事で差はつかないことらです。そして腹の立つことに、「仕事のできない人間」はクビになるのではなく、仕事が減るのです。

「危なくて担任はさせられない」という困った教師が、私より高い給与をもらいながら、のんびりしています。責任を持って仕事をする、仕事のできる人間は、彼らのぶんまで重荷を背負わなくてはなりません。

私は一時期、3年生の担任をしながら、教科主任と進路指導主任を兼ねていました。苦情を言っても、なに一つ改善されないまま、年数だけが経っていきました。

ラクダの背を折った藁

最後のひと押しは、案外くだらないことでした。

その年の春、新規採用の若い男性教師が私の学年に配属され、たまたま私の隣のクラスの担任になりました。なので、職員室の机も隣同士です。

あるとき、その教師が学校とトラブルを起こして、急に辞めることになりました。まだ私はそれを知らず、でも何か相手の様子がおかしいとは思いました。

ですが、向こうが話しかけてくれば、当然こちらも応答しました。問題を抱えていたり、他の教師に避けられたりしているのなら、なおのこと年長の私はフォローすべきだと思ったのです。

すると、上司(生徒指導主事)が私を片隅に呼び、「あんた、なに普通にアレと話してるの」と咎めてきました。「今、どうなってるか、ちっとは空気を読みなさいよ」と。悔しくて、身が震えました。

こちらは担任のほかに多くの仕事を抱え込み、席の暖まるヒマもない。空気がどうのこうのという状況ではないのです。

私がどんなに頑張っていても、そんなものは 上の目には入っていない。そう思うと、頭にくるより悲しくなりました。張り詰めていたものが、ぷつんと切れた瞬間でした。

お金<心の平安

責任のある仕事を複数抱えていたので、その場で辞めるということはできず、秋ごろに退職を申し出ました。慰留されましたが、それも社交辞令としか思えませんでした。

まだ定年まで7年あったし、子供を女手ひとつで大学にやっていたので、経済的には追い詰められていても不思議はないところです。教師って、ツブシが利かない人種ですしね。

ただ、私にはとても妙な「運」があって、辞める前の年にある雑誌に投稿した小説が賞を受け、ぼつぼつ仕事をもらえていたのです。

マイナーなレーベルなので、原稿料もそこそこですが、非常勤講師として週3日だけ働きながら、好きな小説を書いてどうやら暮らしをたてています。

年収700万のころのようにはゆとりがありませんが、心のゆとりは何物にも換えられません。

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