サービス残業での仕事は当たり前の会社を辞められない3つの理由

仕事をしていればある程度の残業は当たり前のことですが、残業時間は国で基準を設けていて、それ以上はいわゆるサービス残業で違法になります。

それを理由に仕事を辞めることができるのに、辞められない人はどんな理由があるのでしょうか。

サービス残業

親や上司が「甘えている」と言う

残業時間は国で基準が設けられていて、それ以上を無給でさせている会社は法律違反していると言っても、それを聞き入れない人がいます。その殆どは親や上司です。

曰く昔はサービス残業が当たり前であり、そうして一人前になっていくと語るわけです。ですが、いくら昔の人たちがそうしたと言っても、過酷な労働状態で体調を崩す人も多かったのは事実で、だからこそ国が基準を設けたところがあります。

仕事が段々とグローバル化して、海外の人と仕事をする機会が増え、サービス残業が当たり前ではないことを知った今の人たちは、「サービス残業はおかしい」と思っても、上司や親に「甘えてる」と言われると、経験者の言葉に何も言えなくなります。

いくら経験上のことを聞かされても、時代に合った物であるかどうかは、今の人たちにしか判断できません。経験を積んだ諸先輩方は、確かにお手本とすべきところもありますけど、一方では反面教師でもあると頭に置いておきましょう。

新人研修で洗脳されているかもしれません

どこの会社でも、入社してすぐは新人研修があるはずです。場合によっては、中途入社の人に対してもあるようで、数日間泊まりで行われることも珍しくはありません。

どんなことをしているかと言うと、挨拶の仕方から始まり電話対応の仕方や名刺の渡し方など、社会人としての基本的なマナーを勉強することもあります。

また、会社の歴史や社歌を覚えると言うのもあるようです。中には仕事とは全く関係のない行進練習などをして、仲間との一体感を身をもって覚えさせるなんて言うのもあるようです。

そんな研修もある意味必要ですから否定はしませんが、怖いのは何を覚えていくにも仲間で連帯責任を持たせることなんです。出来なかった時の「皆に迷惑をかける」というプレッシャーは、後々にも何かにつけ付きまとってきます。

サービス残業をしなければいけない理由が自分にあったりすると、そのせいで仲間(同じ課の人・班の人)の負担になってしまう…となると、サービス残業が法律違反だから辞めたいとは言えなくなってしまうんです。

褒められて頑張ってしまう

サービス残業はおかしい、だから会社を辞めたい。そう思うのは自分が弱いから甘えているからでは決してありません。自分のした努力が何の形にもならなければ、辞めたいと思うのは当然のことではないでしょうか。

その上に、毎日のようにノルマだ何だとせっつかれたら、「自分は社畜ではない!」と怒りも湧いてくるはずです。きっとお友達に話せば、「そんなところは辞めてしまえ」と後押しもされることでしょう。それなのに何時まで経っても辞めない人も少なくないのです。

何故かというと、偶然、誰かに褒められているからなのです。それが上司や先輩であれば、相手の方が一枚上手で、タイミングを計って「頑張ってるな」「今は大変だけど、きっとレベルアップできるよ」などと声を掛けるのです。

そうなれば、自分が努力してることはちゃんと誰かが見てくれていて、しかも認められているんだと思うと、まだ頑張ってみようとなってしまうようなのです。

努力はプライスレスで、サービス残業もまたアリと思って働けるなら、それで頑張るのは良いことでしょう。ですが、体力的にも精神的にも支障をきたしているのであれば、サービス残業を理由に仕事を辞めるのはおかしいことではありません。

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