仕事が辛い・辞めたいと思った時に理解しておくべき3つのポイント
休日を過ごして、明日から仕事と思ったときには、だるいなーと誰しも思うものです。それを繰り返して、その環境になれていくものですから仕方がありませんね。
でも、気が重い・だるいを通り越した仕事への辛さがあり、その場合は仕事の辞め時なのかもしれません。3つの視点から、客観的に考えてみましょう。
なぜ辛くなっているのかは分かりますか?
まず客観的に考えてみたいのは、仕事が辛く感じる理由は何かです。簡単そうですが、実は複雑なときもあります。
例えば、給料面に不満があるとします。でも、その会社へ就職したいと思ったときに、必ず確認することでしょうし、納得して就職しているはずですよね。実際、聞いた額面通りにもらっていても不満に感じるのは、本当の理由が別にあるからなんです。
よくあるのが、残業が何時間もあるのに給料で評価されていないように感じるということですけど、月に何時間の残業をしているか把握しているでしょうか。そして、それに対する割増手当は出ているでしょうか。一度きちんと確認してみてください。
身体が辛くなるほどの残業があり、それに対しての手当が満額で出ていないのなら、いわゆるサービス残業をさせられているのです。なのにそれに気付かなかったのなら、何かにより感覚がマヒしているのかもしれません。
それについては次の項目でお話するとして、まずサービス残業をさせられている状況で辛いのなら、それをどこかで断たなければ、ずっと辛いままで体調を崩す可能性があることに気付いて下さい。
上司の罵声が普通になっていませんか?
サービス残業は違法行為です。それなのに、感覚がマヒして身体が辛いと感じていても仕事を続ける状態なのは、理由の1つとして上司や先輩が罵声を浴びせるのが普通の労働環境になっているからかもしれません。
「無能だから時間内に仕事が終われない」ので、「無能なんだから自分の時間を削って仕事の仕方を考えろ」などと言われていたとします。これにより、自分の責任で残業をすることになっているという思い込みができあがっています。
そして、給料面に不満はあるけれども、ちゃんと仕事ができるようになれば解消すると、良いほうに物事を捉えようと自然にしてしまうものです。それで辛さも我慢しようとしているのです。
我慢できる内は良いですけれど、罵声を浴び続けるとその内に「自分は駄目な人間」と思い込むようになり、最悪な状況になることもあります。そういう例は少なくありません。
辛さがマヒしていると、正常なほうへ頭が働かないこともありますが、自分のやっていることを正当に評価される基準の1つが給料であり、それが適法な形できちんと支払われていなければ、それは正当な評価ではないということです。
試しといってはなんですが、転職サイトなどにある適職診断・適正年収診断をしてみてはどうでしょうか。いくつかの質問に答えていけば診断される簡単なものが多いですから、1つの目安として見るのも悪くないと思います。
人間関係はどうでしょうか
職場は仕事をしに行く場所であり、友達付き合いをしに行く場所ではないという人もいますが、どんな場所においても人間関係で救われることもありますから、一概に職場に友達はいらないとは言い切れないのではないでしょうか。
もちろん、仕事に支障をきたすほどの友人関係はいただけませんけど、何かがあったときにフォローし、フォローする関係性があるのは大事なことのように思います。
例としてあげた罵声が普通になっている上司のことでも、職場の仲間同士で「あれはおかしい」などと話し合えれば、仕事を辞めずに解決する策もあるかもしれません。
それが仲間の一人がターゲットになっていれば、とりあえずこっちが怒鳴られることはないなどと知らんふりをするような職場の仲間では救われませんし、一人で悩み辛くなるだけなのです。
何かあったときに味方になってくれる仲間がいないことが、労働環境としては一番辛いことだといっても過言ではないかもしれません。孤独感で辛く、それが理由で仕事を辞める決断をしてもなんらおかしくありません。むしろ、辞め時だといえます。
今いる職場が世の中の全てではありません。いろいろな仕事がありますし、職場もあります。もっと自分に合っていて、適正に評価してくれる会社を探してみましょう。
転職サイトの中には、相談に乗ってくれるところもあるので、まずは登録して話を聞いてもらうところから始めてはどうでしょうか。転職すると決断するのは、それからでも良いかもしれませんよ。


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