仕事を辞めるために診断書を使う時の3つのポイントと覚悟

常識的にみて、仕事を辞める2週間から1ヵ月前くらいにその意思を上司に伝え、それまでの間に仕事の引継ぎをし、有休の消化をさせてもらうのが良いのですが、すぐにでも辞めたい場合、診断書は利用したいと言う声があります。

診断書で仕事を辞める方法はありますが、それなりに覚悟しておくこともありますので、それを3つに絞り紹介します。

仕事を辞めるために診断書を使う時の3つのポイントと覚悟

初診ではまず診断書は出ません

その傷病で通院しているなら別ですが、初診で状態を話したとしても怪我ではない限り、すぐに診断書を出してもらえることはまずないでしょう。それが精神疾患なら尚更です。ましてや、退職するのに都合の良い内容にしてもらうこともできません。

これが退職ではなく、休職して体調を整えたいという理由であれば、診断書を出してもらえる可能性はあります。休職中の収入に関しては、傷病手当の申請を行えばいいですし、そのまま退職となっても引き続き支給してもらうことができます。

ただ、診断書を出してまでの退職はあまりおすすめできません。その理由は次で説明しますが、ここは一身上の都合による退職にして引継ぎを頑張るのが、穏便かつきれいに退職できるのではないでしょうか。

就業規則などに退職の1ヶ月前に申し出るとあったとしても、法的な拘束力はありませんから、今すぐに退職したいのなら家庭の事情ですぐに退職と申し出たほうがスマートです。

要療養は再就職に不利になることも

診断書を提示し、即退職できたとしましょう。そのときの退職理由は、一身上の都合ではなく、病気療養のため退職となる可能性があります。そうなると、もちろん通院なり入院なりをする必要もあるでしょう。

1つ問題なのは、再就職したくても療養期間が長くなるほど不利になることです。特に精神疾患には敏感な企業が多く、完治したとしてもなかなか良い返事がないのが現状です。ですので、一身上の都合での退職がおすすめなのです。

けれど、うつの症状があるのに一身上の都合で退職をし再就職できたとしても、またすぐにそこを辞めなければいけなくなるかもしれません。ですので再就職を急がずに、自分の状態としっかりと向き合いましょう。

療養していくなら、そこで初めてハローワークで相談をしても、収入の手助けになる制度を紹介してくれるはずです。比較的軽めの精神疾患なら、暫くは再就職に向けた勉強をすることもおすすめです。

療養をしつつ資格の取得にチャレンジする

診断書を出して仕事を辞めるようにしたい人の多くは、職場内でのいじめが原因になっていることがあります。そして、ものすごく真面目な人が多いようです。真剣に物事に向き合うので、理不尽なことを言われても真面目に対処しようとします。

それはとても良いことではありますが、世の中には真面目だけでは対処できないこともあるので、時には自分一番で良いことも覚えておきたいですね。

また、理不尽なことに強く出ていける自信がないことも、精神疾患になる原因でもあります。過剰な自信はあってもなくても良くありませんが、それでも「これだけは負けない自信がある」というものを1つは持つと良いかもしれません。

そこで、診断書を使って辞めたのならば、療養をしつつ資格の取得をしてみませんか。折角療養で辞めても、他の心配事に心を奪われ、心静かに療養できないで悪化させる人もいるのです。それならば、今は勉強のときと目標を持ちましょう。

誰にも負けないパソコンスキル、劣悪な職場環境に対抗する術として、社会保険労務士の資格があると、今まで考えていなかった職に就けることもあるかもしれません。

うつ病などになっていると、絶望感に似た気持ちで仕事を辞める人も少なくありませんから、ゆっくり休んで資格にチャレンジするのも良いですね。

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