子供に人気の職業 パティシエが仕事を辞めたい3つの理由とは?
子供たちのなりたい職業として人気のパティシエは、確かに夢のある仕事です。ただ、いわゆる職人仕事は、思ってもいないようなことがまかり通っているので、挫折する人も少なくありません。
イマドキの仕事ではなく職人であった
パティシエと言うとイマドキの仕事のように思えますが、実際は昔からある仕事です。板前さんなどと同じように、職人仕事なところがありますから、いろいろなところで修行を積んだパティシエもいます。
最近はパティシエになるための学校も多くあり、そこで製菓衛生師などの資格を取得して職に就く人もいますが、そんな物よりも技術ありきなのが職人気質でもあります。なので、そんな考えについていけないパティシエもいるようです。
また、いくら学校で技術を学んだとしても、就職した先では下っ端扱いですから、ある程度の年数が経つまでは何かを作らせてもらえないこともあるようです。
洗い物に1年、道具の準備係に1年などと、正に職人道を極めるところからやらされるところもあって、時代錯誤とも言えるやり方・考えに付いていけなくなるパティシエもいるのは、仕方がないことのように思えますね。
労働法はお構いなしな職場がある
ある程度の年数が経たないと、パティシエとして認めないと言う考えの職場では、未だに労働法が守られていないところもあります。最低賃金どころか、雇用保険・健康保険にすら未加入というところもあるのだとか。
労働時間に関しても、普通に違法なところが多いようです。お客様が来るまでの時間に商品を用意しなければいけませんから、朝早くから作り始めなければいけません。夜も次の日の仕込みで深夜まで帰宅できないこともざらです。
クリスマスやバレンタインデーなど、お菓子がメインとなるようなイベント時期は、20時間以上も職場に拘束されることになるのが何日もあるそうです。その時期は家に帰ることすらできないという声も少なくありません。
でも見習い職人のうちは、残業手当や休日出勤手当が出ることがないのも普通のようです。もちろん、そんなところばかりではありませんから、パティシエとして就職する先の労働条件は見極めないと大変かもしれませんね。
思った以上に体力勝負
長時間労働になることで、パティシエは体力がないとやっていけないと分かりますが、他にも力仕事であることや立ち仕事であることで、パティシエは本当に重労働な職業です。
重い荷物を常に運んでいますから、パティシエになったばかりの頃は筋肉痛に悩む人も多いようです。若いうちはそうでもないですが、年齢を重ねると脚や腰の痛みで悩む人もでてくるようです。
それにクリームなどを混ぜる作業が多いですから、手首などの腱鞘炎は職業病と言っても過言ではないので、後々の生活に支障をきたすことになる場合もあるようです。
あまりにも労働条件・環境が悪いところは、やはり転職をすることが一番でしょう。条件の整ったところもちゃんとありますから、そういうところでパティシエを続けたいですね。
また、独立を考えている人が殆どですから、カフェを開業するために必要な資格を取得したり、別の仕事に就いてその資金を蓄えたりする人もいるそうです。職人をしながらでは、独立資金は貯められないと言うのが本音のようです。


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