ブラック企業も多い! 電気工事士が仕事を辞めたい3つの理由とは?
私たちの生活に欠かすことの出来ない電気。それを支えるのが電気工事士の仕事です。想像がつくかと思いますが、電気工事士は建設現場や建物内での作業が主です。
ですので、電気工事士はいわゆる職人仕事なわけですが、それで仕事を辞めるべきかと悩むこともあるようです。
資格はあっても現場では無意味
電気工事士になるためには、とにかく国家資格の第2種電気工事士を取得しておいた方が良いのだそうです。この資格があると、一般家庭や小規模小売店などの工事を行えます。
更に第1種電気工事士の資格を取得すると、ビルや工場、大型店舗などの電気工事を行えるようになりますが、こちらは実務経験が5年以上必要となります。
実は第2種電気工事士の資格がなかったとしても、5年の実務経験後に第1種を受験することはできるのですが、筆記試験では専門的なことを知っていないと合格するには難しいところがあります。
それで第2種も取得しておいた方が良いのですが、現場ではその資格があるからと言っても役に立つことはあまりないと言われています。
もちろん、専門的なことが少しでも頭にあった方が有利ですが、第1種受験条件の実務5年のうちの1、2年は、用具運搬などの雑務が主なので、知識よりも体力が必要なのだそうです。
電気工事用の用具は重い物も多いですし、暑い中でも作業をしなければいけませんから、電気工事士は正に体力勝負なのですが、これで参って仕事を辞める人も少なくないようです。
とにかく勉強が必要になる
電気工事士としての仕事は、現場での工事になるわけですから、長く続けていきたくても体力的に無理だという人もいます。ですので、電気設備の保安監督という仕事ができる電気主任技術者などの資格取得を狙う人も出てきます。
ですが、それまでは現場での仕事が主ですから、その中で別の電気絡みの資格取得のための勉強をするのはなかなか大変なものです。
実際、将来は独立して会社を持つなどの目標があったから頑張れた、という声もあるくらいですから、少しでも条件の良い仕事をしよう、程度では勉強も途中で挫けてしまうかもしれませんね。
若いうちに電気工事士になる人が多いのですが、電気工事士はステップアップのための修行だと思っている人も少なくないので、電気関連の仕事を続けるためには、その修行の1つに資格取得の勉強はつき物だと思うのが一番のようです。
ブラック企業が多い
現場での仕事となる電気工事士は、朝早くから現場へ行ったとしても、他の業者が優先となって待ち時間が驚くほどあったり、邪魔者扱いされるキツイ仕事だという人がいます。
朝5時出勤で帰りは夜中で実務時間は数時間、しかも残業扱いにはならないので、給料も割りにあっていない、ブラックな仕事だと感じているそうです。
確かに、電気工事士の仕事は現場仕事ですから、早朝から夜中まで拘束されることもよくあるようです。それに、怪我もよくありますし、基本職人気質な人たちが多いですから、やや乱暴な言動で、そこがブラック企業と言われる所以でしょう。
でも、所属する会社を選べば、ちゃんと休みも残業手当も貰えるし、積極的に資格取得をさせてくれるところもあるようです。
せっかくの資格ですから、それを生かせる職場を見極めて転職をすれば、目標に向かってステップアップするチャンスもありそうですね。


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