ゼネコン社員が仕事を辞めたいのはどんな時? 典型的な3つのケース

建設に関わる全てのことを行う総合建設業をゼネコンと言いますが、土木関連は専門会社に発注するところが多く、そこでいろいろなトラブルが発生し、辛くて仕事を辞めたいと思う人もいるようです。

ゼネコン社員が仕事を辞めたいのはどんな時? 典型的な3つのケース

現場の人と折り合いがつかない

超大手の建設企業ですと、営業から設計はもちろんのこと、現場の土木建築作業員までもを同一者で抱え、規模の大きい現場のときには下請け会社に作業員を派遣してもらうこともあるようですが、大概の建設関連企業は下請けの位置にあります。

例えば、営業・設計・施工管理までは1つの企業で行い、現場は土木建築業者へ発注する形になりますから現場の責任者は前者になるわけです。設計・施工管理の仕事に就く人は、殆どが大学や専門学校を卒業し、何かしらの資格を有しています。

対して土木建築の仕事に就く人は、若いときから職人として仕事をしている人が多いですから、どちらかと言うと短気なところがあり、理屈などを嫌う向きがあるので、専門的な言葉で話をしてくるような設計や施工管理の人たちも苦手です。

なので、この両者間にいざこざが起こることもよくありますし、発注者の要望と現場の実情に板ばさみになることもあって、ストレスで仕事を続けられなくなることもあるようです。

家族との関係に隙間ができる

大手になってくると、仕事の現場は海外になることもあります。そうなると、下請けで仕事をする人たちも、長期間で現場に入ることになります。その間はいわゆる単身赴任状態で、家族と離れることになるわけです。

現場に携わる人たちは、万年人手が不足しています。その状態で期限のある仕事をしていますと、月・年単位で家から離れる人も少なくなく、仕事が終わって家に戻ってきても、家族がよそよそしいなんてこともあるのだとか。

特に小さな子供がいるような家ですと、ずっと家にいなかった人が突然帰って来ても、「知らないおじちゃん」なんて言われてしまうこともあり、かなりせつない思いをすることになるようです。

単身赴任にまではならなくても、朝早くから仕事に出て深夜帰宅や祝祭日もないことも普通にあって、家族の大事な話を一人だけ知らない状態になることもあり、疎外感でギクシャクすることもあります。

仕事量に対する年収が疑問

超大手・中堅大手のゼネコン企業に勤める人の年収は悪くありません。ですが、小規模になってくるとぐっとその額は下がります。それでも他の業種に比べると、比較的高めの年収ではあります。

ただ、比例するように仕事量が多いのも確かです。最近は改善されてきているとはいえ、施工規模によっては休みなく仕事をしなければならないこともあります。特に国を挙げての大きなイベントがあるような場合には、仕上がりにも納期にもプレッシャーがあります。

高めに給料にも出ているし、やりがいは感じるけれど、公私の人間関係に悩まされてまですることなのか?と思うと、仕事を辞めることも考えるのだそうです。

でも折角の資格や、手についた職でもありますから、同じ建築関係での転職も考えるのだそうです。例えばハウスメーカーや工務店ならば、地域に密着した仕事ができるので、別のやりがいを感じられるようです。

また、CADや建築士、宅建などの建築絡みの資格を取得して、その専門職に就く手もあるようです。土木関連も、測量士などの現場に必要な資格もありますし、特殊車両の免許を取って現場で生かすのも一つの手でしょう。

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