世間が思うほど楽じゃない! 公務員が仕事を辞めたい3つの理由
休みや給料面での安定性が人気の公務員ですが、仕事を辞める人が少なくないようです。倍率が5~10倍以上になる難関試験を突破しても、仕事を辞めたいと思う理由はどんなことがあるのでしょうか。
公務員バッシングにうんざり
公務員バッシングのひどさに耐えかねてという理由での退職はあるようです。イメージ先行な上に、理不尽なものが多いようです。それでも黙って意見として聞かなければいけないのは、正直しんどいということなのでしょう。
決まり文句になっていますが、未だに「税金で食わせてやっている」と言う人もいますが、最近ではそれに対しても一般の人は冷ややかに見ています。「公務員を悪く言うけど、仕事をちゃんとしてる人の方が多い」と言う意見もちゃんとあるくらいです。
理不尽な意見を言ってくる一般の人もそう多いわけではないのですが、執拗で脅しと言える程怒鳴られることもあるようで、精神的に参ってしまうこともあるようです。
またゴミ収集問題など、一般の人の生活上に変更が必要となる案件で、理解を求める仕事をするときでも、「公務員は一般の人間の気持ちを理解していない」と一方的に言われることに遭遇すると心が折れてしまうこともあるようです。
思ったほど楽な仕事ではない
楽をしたいから公務員になったと言う人はいないと思いますが、世間が思っている以上に大変な面があるのは事実で、それが辞める理由になっているところもあるようです。
まず部署異動や転勤も意外とあります。今までやっていた業務と全く違うところへ配属されたりすると、一から仕事を覚えなければいけなくなることもあります。
最近は市町村合併により、役所の支署へ出向と言う形で吸収された市町村へ出向くこともあります。そこでは合併により変わった水道料金など、多くの不満がありますので、結局は苦情窓口になっていて、毎日の仕事が辛いという声もあります。
また、あまり知られてはいませんが、地方公務員の研修的な意味合いで自治大学へ入学しなければいけない時期があります。各都道府県の地方公務員が集まる場なので、その中でも成績がトップであるようにと、上司からプレッシャーをかけられることも。
他にも、意外と休日出勤はありますし、地方になるほど自治体絡みのお祝いごとへ無給で参加しなければいけないこともあるようで、気が休まることがないと言う声もあります。
やりがいと高収入を求めて
公務員の仕事が「やって当たり前」と言う世間の声が大きいのも、仕事を辞めたいと思うきっかけになっているところがあります。
地域の人の暮らしがより良い物にする、地域の人の声を聞くのが公務員の仕事ではありますが、全ての人にとって満足しかない物になるのは難しいことです。それが少しでも改善されても、喜びの声が公務員に届くことはあまりありません。むしろ苦情ばかりです。
それに案外高収入ではありません。若い人ほどその傾向はあり、一般企業に就職した同年代の人の方が稼げていることもあるようです。給料面でも評価されていないと感じる公務員は少なくないようです。
とは言え思いつきで退職もできないので、比較的時間を作りやすい公務員である内に、何らかの資格を習得する人も多いようですし、やりたいことを極める人もいるようです。意外にも元公務員の芸能人が割りといるのも、極めた人だと言えますね。


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