平社員に戻りたい? 中間管理職が仕事を辞めたい3つの理由
上に管理職がいる役職付きの人を中間管理職と言いますが、当然ながら部下もいる立場になります。この上下板ばさみな管理職は、ストレスが大きいこともあって、辞めたいと思う人も多いようです。そんな管理職の仕事を辞めたい理由を3つご紹介しましょう。
ジェネレーションギャップで悩む
管理職の立場に就く人たちの年代は、大体30~40代くらいになります。特に30代半ばくらいですと、部下との年齢差が丁度一回りくらいになりますね。十年一昔とはよく言ったもので、いわゆるジェネレーションギャップに悩まされる管理職が多いようです。
どんなことでギャップを感じるかと言うと、一番多いのはやはりIT関連のことのようです。管理職になるとデスクワークが多くなるので、必然的にパソコンが使えないと仕事になりません。
管理職の人でもパソコンくらいはもちろん使えるのでしょうけれど、どちらかというとプライベートでの使用が多いので、いざ仕事でパソコンとなってもワードやエクセルを使いこなせない人もいるようです。
今の20代は、実は小学生くらいから授業でパソコンを使いますし、中学生にもなるとパワーポイントなどを使って研究の発表を授業で行うくらいです。高校生にもなれば、仕事で使える実践的なことも勉強します。
営業で外回りをしていても、今の人たちはスマートフォンやタブレットで即書類を作成し、管理職の人たちへ報告する方法も知っています。ところが管理職世代は使いこなせないだけではなく、話にもついていけないことがあるようでストレスに感じるそうです。
管理職という立場自体がストレス
管理職の立場自体にストレスを感じる人も少なくありません。上位の管理職からは、「これも勉強のうち」と言われて、上司の書類や他の雑務を押し付けられます。もちろん、自分の分の書類も同時にやりますから、デスクワークに追われっぱなしです。
飲み会などでもストレスになるようです。「係長(役職)だから」という理由で会費を多く請求されたり、割り勘の場でも多めに支払いをしないと部下からケチ呼ばわりされます。
反面、場の空気を読んで早めに退席するのも、管理職の気遣い的なところがあり、多めにお金を出しても飲み会を楽しめないようです。
そんな状態で家に帰ると、奥さんから「出した分の元を取れ」と言われたり、「飲み会だって言ってたから夕食作ってない」と言われることもあるのだとか…。
役職がない頃は、飲み会がストレス発散の場であったのに、管理職になるとストレスを発散する場がなくなるので辛いところのようです。
持ち帰り残業・休日出勤も全て役職手当に
残業や休日出勤をすれば、今まではその分がちゃんと手当てとしてついていたのに、管理職になった途端、「役職手当に含まれている」という会社もあるようです。
100時間であろうと残業手当はつかないとなると、労働法に触れる可能性は高いです。つまりは、ブラック企業だと言えるのです。それを理由に、仕事を辞める人もいます。
ただ、どんな仕事で再就職するかにもよりますけど、ずっと営業職をやってきているような人なら、同じ職種で探すでしょう。となると、またジェネレーションギャップを感じるとかのストレスがあるわけです。
また、IT関連のことは職業に拘らず、必須になっているところが増えていますから、そちらの知識をつける必要があるかもしれませんね。
ワード・エクセルなどIT関連の資格はたくさんありますし、ビジネス向けの講座もあるので、知識をつけて管理職での再就職もいいかもしれません。


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